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​お知らせ・活動報告

【なごやラボだより】カオス化するプラスチックリサイクルの現場

資源プラ協会なごやラボの本堀です。梅雨時ですね。蒸し暑いです。

 

さて、資源プラ協会では、月一回の理事会において、リサイクルに限らずプラスチックを取り巻く様々な事象について意見交換を行っています。

 

資源プラ協会には、物流、法務、技術といった多様な専門性と深い経験を持つ理事が在籍しておりまして、先日の理事会の折に、それぞれの視点からプラスチックリサイクルを取り巻く“不安要因”を抽出しして列挙したのですが・・・、収拾がつかなくなってしまいました。

 

昨今、世界情勢は混迷を極め、紛争の勃発、不安定化する経済情勢、ESG投資に代表される過剰なまでの環境調和志向など、様々な不安要因が満ち溢れています。

 

我が国においても、過剰なまでの円安ドル高の進行、物流費の高騰に伴う物流の停滞、慢性化する人材不足、労働者の高齢化・・・、数えきれないくらいの問題が噴出しています。

 

 

現在のリサイクル業界を見渡せば、まさに“カオス(混沌)”とでもいえる状況で、かつて無い程の数多くの不安要素に取り囲まれています。

 

プラスチックに関わる事業者の多くが、プラスチックリサイクルの大局的な“流れ”を把握する事が出来ず、将来への不安を抱えています。

 

そして巷では、中身が全く無い見掛け倒しの“リサイクルもどき”が横行しているのが実情です。

 

この不安定な状況下で生き残るためには、無理をせず、身の丈に合ったリサイクルのカタチを見つける事が重要です。

 

その答えの一つとして、我々は「資源プラ」という営みを社会に発信しています。

 

「リサイクルのビジネスとしての持続可能性」を“合理的”かつ“客観的”に判断する事で、ムリの無い、“身の丈”に合った「安定」で「持続的」なリサイクルシステムの構築と運用が可能となります。

 

資源プラ協会は会員の皆様と共に、この不安定化する時代を生き残り、プラスチックリサイクルの未来を切り開くべく邁進して参ります。

 

理事一同、ここに会員の皆様と共に歩んでいく事を改めてお誓い申し上げる次第です。

 

それにしても2024年、後世の人々は、「歴史の転換点になった年だったね」と振り返るのではないかと思う程、多くの不安要素が噴出していますね。

 

気を引き締めて張り切って参りましょう!

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