【なごやラボだより】異物研究の重要性
- hombori
- 2 日前
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資源プラ協会なごやラボの本堀です。五月晴れ、行楽にもってこいですね。
さて、我々資源プラ協会はプラスチックのリサイクルに関する様々な調査研究事業を展開しているのですが、特に私が所管しているなごやラボにおいては“化学の視点”からリサイクルに関する様々な技術的な課題にアプローチしています。
中でも非常に重要な課題の一つに、「リサイクルにおける異物の影響と異物管理手法の確立」というテーマがあります。
当協会では、マテリアルリサイクルにおける異物を、

と定義し、リサイクルの現場の実情を踏まえて分類しています。
そして異物が引き起こす不具合などの影響を調査し、異物管理の手法(異物の識別、異物の除去など)の確立に向けた研究活動を推進しています。
当協会には会員の皆様のみならず、様々な方々から異物に関するお問い合わせを頂く事が多くあります。
場合によっては、異物が混入したプラスチック廃棄物や再生プラスチック原料のサンプルリングを行い、なごやラボにおいてその正体の解明やリサイクルに及ぼす影響について調査します。

その結果は、月1回開催される理事会で報告され、技術の専門家のみならず、物流や法務の専門家の視点からも協議され、「適切な異物管理の在り方」を模索しています。

現在なごやラボで進めている異物に関する調査研究の結果は、近いうちに会員の皆様にご報告させて頂く機会を設けると共に、当協会ホームページ内に設けられた「特設サイト」において広く一般に公開する予定です。
資源プラは、「素材の単一化」が確保されている高品質な再生プラスチック原料の基材です。
異物の適切な管理は、資源プラ製造の要諦となる重要なポイントです。
当たり前の事なのですが、愚直に取り組んで参ります。なごやラボ、今日も通常営業中です!
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