【なごやラボだより】金利の動きが気になります
- hombori

- 8月1日
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資源プラ協会なごやラボの本堀です。毎年の事ですが、暑い日々が続きますね。
さて、当協会で月1回開催される理事会においては、リサイクルを取り巻く市場環境に関して、高い専門性を有する経験豊富な理事により様々な角度から分析し、会員の皆様への情報提供に努めています。
先日、開催された理事会においては、「世界経済の動向」がテーマとして取り上げられました。
今、世界経済は頻発する紛争や中国経済の後退、米国のトランプ政権の関税政策など様々な要因に振り回され、先行きが全く見えない状況に陥っています。
特に我々が注目しているのが、「金利の動向」でありまして、皆様ご存知の様に、金利の動向というのは、事業を営む上で非常に重要なファクターとなります。
株価に反映される景況感は言うに及ばず、皆様の事業に係る運転資金や設備投資資金の借り入れにおける金利に直接影響を及ぼしますね。
金利変動を読みながら資金の安定調達を行う事は、生き残りを賭けた基本戦略の一つとなります。
先日の理事会では、長期金利の指標である新発10年物国債の利回りや各国の政策金利の推移を見ながら、今後の金利動向について意見交換を進め、会員の皆様の経営状況や装置メーカーの受注状況について情報の整理が進められました。


皆様御承知の通り、長期金利上昇が続けば貸付金利も上昇するため、設備投資が鈍化する事が懸念されます。

しかし適切な設備更新が行われなければ、資源プラの製造も滞ってしまう可能性もあります。
やはり金利の動向を始めとする経済指標の推移に正面から向き合い、早めに適切な手を打ち続ける事こそが、安定で持続的なプラスチックリサイクル事業を営む上で重要なポイントとなります。
我々資源プラ協会は、業界を取り巻く市場環境の変化をいち早く察知し、高い専門性を持つ理事が多角的な視点から分析し、ご協力頂いている装置メーカーやコンサルタント・学識経験者の力を結集してこの難局を乗り越える方策を検討しています。
検討の成果は、会員ページや当協会主催のセミナー、展示会などの場で会員の皆様に還元させて頂きます。





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