【資源プラ輸出3フェーズ表】再生プラスチック貿易に関する誤解と、資源プラ輸出の本当の役割
- パナ ケミカル

- 2025年11月28日
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資源プラ協会では、プラスチック輸出の判断を分かりやすく整理した「資源プラ輸出3フェーズ表」 を公開しました。 ブログでは、特設ページだけでは伝えきれないポイントや、現場で役立つ実務的な視点をシリーズで解説していきます。 基礎から知りたい方は、特設ページもあわせてご覧ください。 ▼ 資源プラ輸出3フェーズ表(特設ページ) https://www.shigenpla.com/three-phasechart 再生プラスチックの貿易については、「日本がゴミを海外に輸出している」という誤解がいまだにあります。 しかし実際には、現在の日本のマテリアルリサイクルの約70%は輸出によって成り立っており、その中には 国内の制度(容器包装リサイクル法・家電リサイクル法など)に基づき、コストをかけて品質管理された再生原料も輸出されています。 国内では再生原料の利用ニーズがまだ十分とは言えず、 高品質な再生プラスチックの多くは、海外の工場で有効に活用されています。 ■「資源プラ輸出」とは何か ― 単なる輸出ではなく“国の資源戦略” 私たち資源プラ協会では、バーゼル法などの国際ルールを守りながら、プラスチック製品(一次製品)として輸出可能な状態まで戻した再生原料 = 「資源プラ輸出(Resource Plastic Export)」として取り扱っています。 ここで重要なのは、ペレットに戻すほどコストをかけなくても世界のルール(バーゼル条約・貿易コード)を満たし適正な品質基準をクリアした再生材を輸出できるという「実務基準」を、税関や環境省に確認しながら丁寧に整備してきた点です。 資源プラ輸出は、単なる廃棄物輸出ではなく、日本が外貨を稼ぐ“資源輸出産業”としての側面を持っています。 ■ 今回「資源プラ輸出3フェーズ表」を公表した理由 これまで協会内で整理してきた「資源プラ輸出3フェーズ表」 を公開したのは、次の目的からです。 ① 再生プラスチックの適正輸出を維持するため フェーズごとに製品として輸出できるもの、プラ屑扱いになり輸出リスクが高いものを明確に区別できるようになりました。 ② 違反やトラブルの起こりにくい実務ルールを業界全体に共有するため 輸出トラブルを防ぎ、再生材の流通を安定させるための基準になります。 ③ 日本の「資源プラ輸出」の価値を守るため 日本の再生原料は、アジア諸国やEUで“Resource Plastic”として高い評価を受けています。今後もその信頼を維持し、国としての資源戦略の一翼を担うための基盤整備でもあります。 ■ 日本の資源プラ輸出を「安心・持続可能な産業」にしていくために 資源プラ協会は、今回の3フェーズ表の公開をきっかけに、再生プラスチックの適正取引、国際ルールに沿った輸出の明確化、日本の再生材ブランドの価値向上を進め、資源プラ輸出を“安心できる日本の資源輸出産業”として確立させることを目指しています。 今後も、「高品質な日本の再生原料が、世界で必要とされ続ける仕組みづくり」に取り組んでいきます。





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