資源プラ協会なごやラボの本堀です。節分ですね。
そろそろ季節の変わり目になりそうですが、まだまだ寒い日が続きそうです。
さて、最近巷では、我が国における物流環境が急速に悪化しているとの報道が溢れかえっています。
運転手不足に伴う鉄道やバスの減便や路線廃止、人件費や燃料比の高騰に伴う物流費の高騰などの話を伺うと、我が国のヒトとモノの移動を担う物流環境の不安定化を実感します。
資源プラについても当然の事、物流環境の不安定化は大きな影響を受ける事になります。
そこで先日、当協会所属の物流の専門家により、現在の物流環境の状況と今後の見通しに関するオンラインセミナーを開催しました。
後日、会員の皆様に向けて動画を公開させて頂く予定です。
国内に目を向ければ、2024年問題に端を発した物流を担う人材不足が深刻化し、ここに燃料費の高騰が追い打ちをかける事で、物流費の高騰と物流網の不安定化が顕在化しています。

海外の物流に関しても、イスラム過激派の一派であるフーシ派の無差別攻撃により紅海―スエズ運河ルートが停滞し、パナマ運河も気候変動の影響に伴う干ばつの影響で大型船の航行が停滞しています。
その結果、多くの貨物が喜望峰周りにルートを変更し、貨物の到達日数が伸びるだけでなく、運賃も上昇する事態が発生しています。
シーレーンの確保は資源プラのみならず我が国の貿易の要となる非常に重要な課題です。

当協会としては、資源プラの国内のみならずグローバルな資源循環の輪を維持するために、この様な物流環境の変化に関する情報の収集に努め、専門家の目を通して適切に情報を整理して会員の皆様に提供させて頂きます。
それにしても、世界が慌ただしくなってきましたね。
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